下手くそな授業をしている先生にありがちなことと言えば・・・
- 声が小さくてモソモソと何言ってるか聞こえない
- やたら大声を出し続けて抑揚がない
なんていうのがあるんですけどね。もう少し付け加えると
- 生徒に考える時間を与えない!
- 理解する前に次に進んでしまう!
なんていうのもあります。
え? うちの子は「個別指導」の塾に通ってるから大丈夫ですって?
そうではありません。これは「私自身の授業での反省」なのです。
生徒さんに対して「これくらいなら分かるだろう」という気持ちが心のどこかにあったのでした。
しかーし!
これは大きな間違いでした。
生徒さんはまさに「これくらいなら」というところでつまずいていることが多いのです。
例えば「もう中3なんだから、1時間は何分か」くらい分かってるだろうみたいな思い込みです。
中3にもなって1時間が何分か分からないなんてあり得ないと思うでしょう?
でもまさにこれが「これくらいなら」という部分なのです。
え? 「それって成績下位の子の話でしょう?」ですって??
ところがギッチョンチョン
1時間が何分か分からなかった子の成績は「オール3以上」(5段階で)あったのでした。
小学校で習う「通分・約分」ができないまま中学生になってしまった生徒さんはとても多いと昨日のブログでも書きました。
そういう生徒は学校の授業をちゃんと聞いてなかったのではないですか?
そう思われるかもしれません。
しかーし!
それがそうとも限らないのです。真面目に授業を聞いていた子でも「これくらいなら」が分からない生徒が多いのです。
ではどう対処したら良いのでしょうか?
こうした生徒さんは「理解するのに少し時間がかかることが多い」と先ほど書きました。
その生徒さんに対して「矢継ぎ早に説明」したり、「次々に質問を浴びせても」消化しきれません。
説明してあげた後、少し考える時間を与えてあげます。
※その時間はかなり個人差があります。
そんな時は「一問解けたら丸付けをしてあげる。」ということを繰り返してあげます。
一問ずつ練習させてあげているうちに「自然と頭に擦り込んでいく」イメージです。
初めは不安なので「一問ずつ解いていた生徒」でも、何問かするうちに似たような問題をスラスラ解けるようになっていくのが私の理想です。
こうしてできるようになった時の生徒の満足げな表情って素敵ですよ♪
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております