私がKOSHIN学院を作って今度の10月で26年目になります。この間ずっと貫き通してきたことがいろいろあります。
それは「塾なんか勉強さえ教えてくれれば良い!」というお考えをお持ちの方の入塾はお断りしますという考えです。
人間が生きていくうえで、
- 勉強はできないより出来た方が良い
- 学歴は無いよりあった方が良い
ただそれだけのことだと思うのです。もちろん例えば医者になりたいなんていう人はそれなりの勉強をしなければなりませんが。
勉強出来なれば死んじゃうというものではないという意味ですけどね。
人間が生きていくうえで一番大切なこと
実は今日何年かぶりに生徒を怒鳴り散らしました。私としては絶対に許せなかったからです。
本日の休憩時間のことです。いつものようにペットボトルのジュースと紙コップを生徒に渡しました。
敢えて「普段はあまり手伝わない子」の前に置きました。
しばらくして教室を覗いてみると、「いつも手伝ってくれる女の子」(仮称百恵ちゃん)がひとりでジュースを注いでいました。
百恵ちゃんはいつも率先して手伝ってくれるので、私は百恵ちゃんのことが大好きなんですけどね。
しかーし!
私が「たのむね~♪」と頼んだ男の子は、全く手伝う素振りもなく他の生徒とおしゃべりに興じていました。
他の生徒も誰1人として「百恵ちゃんの手伝い」をしようともしませんでした。
カッチーン!
久しぶりに頭に来ました。
お前たちそれでも人間か!?
久しぶりに大きな声で叱りました。
百恵ちゃんはお前たちの女中さんじゃないんだ! お前たちと同じ勉強しに来ている生徒なんだ!
基本的に私が生徒の皆さんのことを「お前たち!」という言葉を使うは絶対にないのですが、今日は敢えてこういう言葉を選びました。
百恵ちゃん1人で黙々と文句も言わず頑張っているのに、他の生徒は知らん顔なんていう状況は私には到底許すことができないことでした。
え? 「塾なのにそんな必要ないだろ?」ですって?
そうかもしれませんが、そう思う方の入塾は厳重にお断りします。
「塾なんだから勉強さえ教えていれば良いんだ!」ともしおっしゃるなら、金輪際私はあなたと口を利かないでしょう。
KOSHIN学院は「耕心学院」という字を書きます。文字通り「心を耕す学院」です。
人間が人間らしく生きることが一番大切なことだと思っているからです。
他人への思いやりもない人が、学力を身につけても仕方ないじゃありませんか。
でもね!
私がそんな風に生徒達に言ったら、みんな素直に受け容れてくれて片付けの時は「みんなで」頑張ってくれました
だからね! 「叱らない教育」なんてウソだって思うのです。今日のケースで叱らなかったら「百恵ちゃんは私のことを信用してくれなくなった」かも知れませんから。
それでは今日はこの辺で! また明日♪