皆さんこんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。今日は授業の帰りに25年前の卒業生とラーメンを食べてきました。
こうして卒業生と食事ができるのは大変幸せなことだと思います。
さて、今日のテーマは「好きな先生・嫌いな先生」なんですけどね。きっと皆さんにも「好きな先生・嫌いな先生」がいたと思うのです。
これは「私個人」のことなのですが、「好きな先生」の授業はちゃんと聞いていました。ですから試験もそこそこ良い点数を取ることができました。
反対に「嫌いな先生」の授業なんか聴く気もおきませんでした。当然のごとく試験の結果は惨めなものでした。
好きな先生・嫌いな先生!
小中学生くらいでしたら「好きな先生」の授業はちゃんと聴くし、「嫌いな先生」の授業は・・・という生徒も多いと思います。
ということは「イケメンで格好良い若い男性(女性)の先生」は絶対的に人気があることになるはずなのですが・・・
確かに第一印象はそうなのですが、生徒は必ずしも「イケメン」「超可愛い」先生を望んでいるわけではないのです。最初は人気が出ますけどね。
やはり「授業が分かりにくい先生」は、いくらイケメンでもだんだん生徒から見放されてしまいます。
もっとも「分かりやすい授業」なんて「塾の先生なら当たり前」なはずなのですが、それがそうでもないのです。
ちょっと塾業界の闇を暴いてしまうと、昨日まで全く関係ない仕事をしていた人でも「ネクタイをして黒板の前に立つと」先生らしく見えます。ある程度年配の人だと「ベテランの先生」に見えます。
ただこうして「らしく見えるだけ」の塾講師も、生徒の皆さんはすぐに見抜いてしまいます。
だって授業は分かりにくし、生徒に向かって「ダメだ! そうじゃない!」なんていうきつい言葉を投げかけてしまったりしますから。
※きつい言葉を上手に使えるようになったらすごいと思いますが、そんなに生徒を見限ってはいけません。
もちろん身だしなみは大切ですし、汗臭い服やタバコ臭い服を着ているなんて論外です。年頃の生徒達に不快感を与えるような人は教壇に立つべきではありません。ブサメンでも清潔感はすごく大切です。
我が身に置き換えると恐ろしい!
果たして私自身は大丈夫かと振り返ると、いつも大変恐ろしいです。十数年前からは暑苦しいワイシャツスーツ姿はやめて、何回も着替えられるようにTシャツなどを着るようにしました。夏場などは何度も着替えています。
女子高生ではありませんが、必ず「朝シャン」をして頭髪など臭くないように気をつけています。四十代半ばで「タバコ」もキッパリやめました。
それでなくても四十代くらいからは「加齢臭」も気をつけなければならないのに、タバコ臭い・息が臭いなんて論外ですし。
必要以上に生徒に近付くのもNGです。人間付き合いで大切なのは「程よい距離感」です。
近付きすぎても遠ざかりすぎてもいけません。
いろいろな他塾の先生がKOSHIN学院に見学にいらっしゃいましたが、やはり長年塾長をしているような方は、この「距離の取り方」がすごく上手です。
と言葉にするのは簡単ですが、これが実はスゴく難しい!
塾の先生ってそんなに甘いもんじゃありません。誰でも簡単に塾の先生になれるけど、この業界で生き残れるのはほんの僅かです。
- 分かりやすい授業なんて当たり前
- 生徒個々にどうしたら勉強出来るようなるか導ける
- もちろん指導に必要な学力があるのも当たり前
- 生徒と程よい距離感を保てること
- 清潔感があり、不快感を与えないこと
- 生徒のモチベーションを上手に高められること
- 興味を引く指導ができるのも当たり前
これだけではありませんが、これらのうちどれが欠けても生徒の皆さんから「好かれる」ことはないでしょう。
疲れ果てた顔でしょぼしょぼ授業をするのもダメ。
ワイシャツやスーツにフケがが溜まっていり、アカがついてるのもダメ。
塾の先生って、そんなに甘いもんじゃありません。
余談なのですが、ある生徒のお母様に
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] 塾長って、いつお会いしてもメガネのレンズが綺麗になってますよね![/speech_bubble]
と言われたことがあります。実はこれも私のこだわりのひとつでしたので、そのように言っていただいたときはとても嬉しかったです。自宅にも塾にも「メガネのシャンプー」というのを置いてありまして、毎朝、授業が始まる前などしょっちゅうこれでレンズを洗っています。
まあ、メガネのレンズが綺麗なら良い先生とは言いませんが、どんなに着飾ってもメガネのレンズが汚れていると興ざめですもんね。
はぁ・・・。「好かれる先生」になるってたいへんだなぁ・・。
それでは今日はこの辺で! また明日♪