またまた私の「過去の恥」を書いてみます。
塾の先生になったばかりの頃は「英語」しか指導できませんでした。その当時生徒に言われた言葉が今でも耳に残っています。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”当時の生徒”] 瀬下先生、理科と数学は教えられないもんね~♪[/speech_bubble]
とか言って若いアルバイトの先生にばかり質問が偏りました。
人間って本当のことを言われるとショックを受けるんです・・
その時から私は狂ったように毎晩猛勉強を始めました。
まずは手始めに
- 全教科入試の過去問10年分
- 地元の中学校の定期試験の問題主要5教科全て10年分
を1年かけて全て解きました。
さらに!
授業で使う板書例も中学生全学年主要5教科全て作りました。
毎晩授業が終わってから塾に残って勉強しまくりました。
朝明るくなるまで勉強したこともありました。そんな生活が2~3年続きました。
そんなある日・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] よし! 今日は俺が数学の授業をするぞ![/speech_bubble]
というと
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”girl.jpg” name=”当時の生徒”] え~!? 瀬下先生数学出来るの~?[/speech_bubble]
と半信半疑な感じで言いました。
果たして・・
私は何食わぬ顔して授業を進め、無事に授業が終了しました。
すると! 授業終了後生徒がやってきて
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”girl.jpg” name=”当時の生徒”] 今日の数学の授業、今まで教わったなかで一番分かりやすかった![/speech_bubble]
なんて言ってくれましてね、未熟な私は「有頂天」になってしまいました。
本当の塾の先生としての戦いはそこから始まりました
「どんなに分かりやすく説明しても、生徒の成績が全然あがらない」のでした。
その後いろいろなことを試しました。
- 宿題を増やす
- 帰宅許可テストをする
- 居残り補習をする
なんか良さそうな気がしますでしょ?
私の経験からすると、これら全てNGです!
生徒達は授業が終わったら、さっさと解放されたいんですよ。こういうことを厳しくすればするほど退塾者がボロボロ出てしまいました。
※本当に申し訳ないことをしました。
そんなこんなで試行錯誤すること35年!
思い起こせば35年分の失敗こそが、私の指導の源なのです。
主要5教科は教えてあげられても技能科目(音美体技家)は教えてあげられませんでした。これもその後1~2年「猛勉強」して教えてあげられるようになりました。
おかげで25年前、KOSHIN学院を開業する頃には9教科全て指導できるようになっていました。
しかーし!
教えてあげられるのと、生徒の皆さんの成績をあげるのは「別次元」のお話しです。
そんな簡単だったら、全国にこんなにたくさんの塾は存在しないし、私もこんなに悩みません。
というわけで今日はこの辺で。
あっ!
今回の神田中学校の試験問題は、かなり「高校入試」を意識したスタイルになっていました。
去年までの中間試験と「出題の仕方」も随分変わりました。
入試並みに出題量も多かったので「生半可な知識」では太刀打ちできませんでした。
思ったより点数が取れなくてガッカリしちゃった子もいるのではないでしょうか。
でもね!
それをどう「次に」つなげるかが大切なことです。そういう問題が出ても出来るようになるよう練習していきましょう!
それではまた明日♪