私事なのですが、母が昨日1年ぶりに自宅に戻ってきました。心臓を六カ所も切る大きな手術でした。手術自体は成功したのですが手術の傷跡が大変なことになってしまい「三途の川」の一歩手前まで行ってきました。
しかーし!
本人の頑張りと、お世話になった病院関係者の皆様のおかげで昨日めでたく退院できました。
でもね!
まだこれからいろいろリハビリなどをしていかなくてはいけません。
退院に際していろいろな方から多くのことを昨日一日で一気に言われました。
とりあえず「はい、はい、」と返事をしてたんですけどね。
初めてお会いした方々から、様々な注意事項や連絡事項を伺ったのですが・・
正直なところ・・・
あ”~~~っっっっっっ!!! 😥
という感じでした。薬の種類と名前を理解するだけでもワケワカメでした(>_<)
きっと生徒の皆さんも同じ気持ちなんだろうな!
生徒の皆さんも学校や塾の授業で「一度にだぁあああああああ!!」と色々なことを教えられて、正直なところ「消化不良」を起こしている子が多いのではないかなと。
伝える側・教える側は「自分のことだけ」を伝えるわけですし、慣れていることを伝えるわけです。ですからさほど大変ではありません。
しかーし!
教えられる側・学ぶ側の人は、10人の先生がいれば10通りのことを一度に伝えられるわけですよ。
学校で6時間授業があれば、6時間分のことを一日で一気に伝えられるのです。
例えば数学だけででも、1時間の授業の間にたくさんのことを学ばなければなりません。
そりゃ消化不良も起こしますよ。
学習塾を経営している私でさえ、あれだけのことを一気に伝えられたらパニックになるのですから、生徒の皆さんはもっと大変ですよね。
そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
わたしは生徒の皆さんに「初めて学ぶ単元」や「あまりよく分からない問題」を解く時には・・・
一問ずつ丸付けにいらっしゃい!
一問ずつ確実に理解しながら進めばいつのまにか頭の中に自然と擦り込まれていくから!
とお伝えしています。生徒の皆さんもこのことを一生懸命守ってくれています。
だから私はうちの生徒達が可愛くてたまらないのです。
「いつの間にか自然と頭に擦り込んでいくイメージ」ってすっごく大切なことなのです。
難行苦行のような根性論ばかりの指導では、生徒は長続きしませんもの。
※試験前など一時的に苦しい時はありますが。
一問ずつ確認しながら進むのを嫌がって、とにかく先に進みたがる子もいるんですけどね。
そういう生徒には結局「全問やり直し」という地獄が待ち構えているのです。
そんなことをしちゃうから、余計勉強が嫌いになっちゃうの。
しかーし!
こんな単純なことを教えてくれる先生の少ないこと・・
他塾から転塾してきた子のほとんどが、こんな基本的なことも学んできていません。
これね!
僕1人が出来ても意味がないの!
学校や塾の先生が、みんなできなくちゃいけないことなの。
だってそんな難しいこと言ってるわけではありませんから。
それでは今日はこの辺で! また明日♪