勉強が苦手な子を見ていると、ほぼ共通することがあります。
例えば簡単な問題なのに解けなくて悩んでいる生徒の場合です。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] この問題は教科書に載っているのだから、もう一度ちゃんと教科書見てごらん♪[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”waruo.jpg” name=”生徒”] はい。分かりました![/speech_bubble]
「はい分かりました!」と言っておきながら、教科書を眺めているだけ。どこに何が書いてあるかすら分からないからチラッとページをめくってお仕舞い。
結局分かりもしない問題を眺めている状態が延々と続くのです。
※まさにこれができない子に共通することなのです。
今日の授業で実際にあった例として、
教科書の本文には「in a few hours」(数時間したら)と載っているんですけどね。
ワークでは「1時間したら」という問題になっていました。正解は
「in an hour」なんですけどね、そのちょっとした応用に対応出来ないのです。
しかーし!
問題なのはこの問題を解けなかったことではありません。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 分からない時はどうするんだっけ?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”waruo.jpg” name=”生徒”] 調べる・・・[/speech_bubble]
と返事はします。これは何度も繰り返し私が言ってる言葉ですから。
しかーし!
その生徒は一向に調べる気配がありません。ただ問題を眺めている状態が続いてしまうのです。
こういう生徒はどうしたら良いのか
いろいろなアプローチがあります。指導の仕方も生徒の性格や、躓いてる問題によっても違います。
ただひとつ共通して言えることは
おそらく学校では分からなくも放っておかれているだろうということ。
しかーし!
学校の場合その規模や指導形態からして仕方がないのかなと思います。
しかーし!
恐ろしいことに『学習塾に通っているのに放っておかれている生徒が多数いる』のです!
嘘ではありません。
実際に毎年何名かそういう生徒さんが、KOSHIN学院に助けを求めて転塾してきます。
そういう生徒のほとんどが上記のように『問題を理解しようとしているのではなく、ただ眺めている状態』です。
もう少し付け加えるならば『何をどうしたら良いか分からないまま机に座らされている』状態です。
そういう生徒さんでも『ひとつひとつ、一問一問確認しながら』勉強するように指導してあげると、ちゃんとできるようになるのです。
とても手間がかかるし、時間もかかります。
しかーし!
完全にやる気を失って投げやりになっていなければ『分かる喜び』『知る喜び』を積み重ねてあげれば必ずある程度以上に水準にあがっていきます。
私がたまに・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] おっ! すげぇじゃん! できたじゃん! そうなのそれで良いの♪[/speech_bubble]
と褒めてあげた時の『生徒の喜々とした表情』なんか最高に素晴らしいですもん。
私は厳しいことを言うときもありますが、だからこそ『塾長に褒められた!』ということが余計嬉しいのだと思います。
皆さんにも経験があるかもしれませんが、鉄棒で逆上がりができなくて、何度やってもできなくて。それでも先生が隣で支えてくれながら身体に染み込ませていって、そしてついに逆上がりができるようになった時の喜びに似ています。
私はこれからもそんな先生でありたいと思っています。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】