小中学生のお母様が入塾の相談にいらっしゃる時によく耳にする言葉に・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] うちの子文章題とか応用問題になるとできないんですけど・・[/speech_bubble]
という言葉があります。
そして実際にお預かりしてみると、実は「基本的なことができてない」ことがほとんどなんです。
算数や数学の文章題や図形の問題ができないのには大きく分けて2つのパターンがあります。
- 文字通り文章の読解力や図形の問題の解法が分からないケース
- 実はそれ以前に分数や小数の計算からして怪しいケース
結局文章題も図形の問題もできないことには変わりがないのですが、「塾側の対処」は全く異なります。
実際には「分数や小数の計算が怪しいケース」の方が圧倒的に多いのです。
計算力が身についていませんから、「他のこと:例えば文章を読むなど」に気を取られたりすると滅茶苦茶な計算をし始めます。
分数や小数や小数の計算などを教えても(その場ではできるようになっても)、しばらくすると正しいやり方を忘れて『自己流の滅茶苦茶なやり方』に戻ってしまうのです。
例えば
$$\frac{1}{2} + \frac{1}{3} = \frac{2}{5}$$
とかなっちゃうパターンです。
そうではなくて
$$\frac{1}{2} + \frac{1}{3} = \frac{3}{6} + \frac{2}{6} = \frac{5}{6}$$
だよって教えてあげると『その時は』できます。念のため類題を何問かやらせてあげるとそれもできます。
しかーし!
1ヶ月もすると、元の滅茶苦茶に戻っちゃうんです。
このあたりが怪しいから、文章題や図形の問題どころではない生徒が多いのです。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
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