時々『人類はなぜこうも進化しないのか?』と思うことがある。
アルバイトの頃から通算すると、かれこれ40年ほど塾の先生をやってるんですけどね・・
いつの時代にも『テスト直しをしなさい!』というと・・・
- 解答欄に正しい答えを書き込んで赤丸つけてお仕舞い。
- 解説に載っていることを、ただひたすら書き写す子。
- 分かってないのに、ただ丸付けしてお仕舞い。
こういう子が何十年経ってもいなくならないのです。
実は今年も中3生でそんな子が3名。・・どんなに頑張ってもこういう子を撲滅できないんですけどね。
ああもう「う”わぁ~~」って叫びたい。
せっかく病院で「血圧を下げる薬」をいただいているのですが全く役に立たないレベル。
それをなんとかするのも私の仕事
私だって生徒を叱るのなんか好きじゃない。できればそんなことはしたくないのです。
しかーし!
今日の3名みたいな子をそのままにしておくことはできません。
長年かけて身につけてしまった悪しき習慣をここで断ち切らないと!
悪しき習慣を断ち切るのは簡単なことではありません。心の中に手を突っ込んで引っこ抜くくらいの荒療治が必要です。
場合によっては泣かしますよ。泣かしてでも反省して次からやらないようにしなければ、この子達高校入試で不合格になっちゃいますから。
※ただし! こういうやり方は若い先生方は真似しないで欲しい。反対に生徒のやる気を奪うこともありますから。とても高度な技術と信頼関係が必要です。
そもそもテスト直しのやり方を知らない子が多すぎる
KOSHIN学院に長く通っている生徒には「テスト直しのやり方」を少しずつ叩き込んであるんですけどね。新しく入った子達は例外なく直しのやり方を知らないの。
というわけで、今回の後期中間試験が終わったら中3生全員集めて『テスト直しのやり方特別授業』を行わざるを得ません。
よくテレビに出てくる『オバサンみたいなオジサンの教育評論家』なんか簡単に『子どもは叱っちゃダメよ』とか言っているけどさ、それって私に言わせれば『子ども達を見捨てる』に等しいことなんだよね。
悪い流れを断ち切って、正常な状態に戻してあげるのは『親や教師の大切な仕事』です。
ただし!
ここで問題なのは『叱ったことが生徒の心に響いて、生徒が正常な状態に戻れるかどうか』なのです。
怒りにまかせて怒鳴り散らすのは間違いです!
そうではなくて『生徒の心に響く指導』が大切です。
長年かけてこびりついたドロドロのものを、ここでスカッと断ち切らせて、その上で『正しいテスト直しのやり方』を教えてあげないと。
そうしなければこの子達本当に高校入試で失敗しちゃうし、運良く高校合格できても『途中で退学』なんていうことになりかねません。
その意味では本日叱られた子達は肝に銘じてくれたんじゃないかなと。
『私をそんじょそこらの先生と一緒にするな! 俺の目は節穴じゃないぞ』
と脅かしておきましたから(・・;)
※僕怒ると怖いんだぉ 🙄
それでは今日はこの辺で! また明日♪