明日は地元の神田小学校の卒業式です。小学6年生の皆さん卒業おめでとうございます。
さて! 小学校を卒業すると今度はいよいよ『中学生』になります。楽しみですね♪
しかーし!
『塾の先生』という立場から申しますと、『小学校と中学校は全然違う!』のです。
どう違うのでしょうか・・
ひと言で言うと『疲れ方が全然違う!』のです。
例えば部活に入らない子でも『中学生になると急に背が伸びる』んです。急に身体がどんどん大きくなります。
自動車に例えるとわかりやすいかもしれません。小学生のうちは『小さな軽自動車』が走っているようなイメージですが、中学生になると『大きな大型車』が走るようなイメージです。
小さな軽自動車であれば『エンジンが小さくても』かなり動き回ることができます。
しかーし!
『大きな大型車』となると、『小さなエンジン』では動き回われません。
人間は身体が先に大きくなります。
人間は『外観』が先に大きくなります。『心臓』などの内蔵は後から大きくなってきます。
ということは『中学生になってしばらくの間』は、『小さなエンジンで大きなクルマを動かす』ような感じなのです。
内臓は小さいままなのに、外観は大きくなります。ですから普通に生活しているだけでも『ものすごく疲れる』のです。
しかーし!
にもかかわらず、いきなり『練習が厳しい部活』に入ってしまうと、中にはオーバーペースになってしまう子達が出てきます。
それでなくても『疲れやすくなっている』のに、ハード過ぎる部活に入ってしまうと大変なことになります。
部活を選ぶ時には『仮入部』という制度があります。この時に複数の部活を体験してみると良いでしょう。
※参照:新中高生とその保護者に伝えたい、ヤバい部活の見分け方とやめ方。
あまりにも練習が厳しい部活に入ってしまうと、疲れが溜まりすぎて『勉強どころではなくなる』ことがあります。
それだけではありません。
あまりにも『疲れすぎてしまう』と『気力も体力も失せてしまう』ことがあります。
そうなってしまうとだんだん『やる気もなくなって』きてしまい、しまいには『登校拒否』になってしまうことすらあります。
近年では『真夏の暑さ』も大きな問題になっています。中学生になって5月・6月と進むにつれて気温もかなり上昇してきます。
30℃を越える猛暑の中で延々と走り続ける部活もあります。そうなってくると『不登校』どころか『命の危険』すらある状態になってきます。
部活の顧問の性格も注意して!
中には『部活の顧問をやりたいから』学校の先生になってという人もいます。こういう人は『試験の前』でも構わずに部活の練習や試合を組んでしまうことがあります。
試験前の土日など『すごく勉強しなければいけない時期』にも構わず朝から晩まで生徒を部活漬けにする教師もいます。
こういう顧問がいる部活に入るのであれば、『成績』なんかあきらめてください。
とは言え
うちの生徒達を見ていると一生懸命部活を頑張っている子が多いのです。部活動でできる経験は素晴らしいものもあります。
私は中学生の頃は『水泳部』に入っていました。僕はそんなに泳ぐのが速かった訳ではないのですが、それでも『水泳の大会』に出たことなどは今でも良い思い出です。
ですから一概に部活は悪だなんていうつもりはありません。
しかーし!
『勉強との両立ができること!』が大前提です。
部活を選ぶ際には『顧問の話』だけでなく、『先輩達の様子』もしっかりCHECKしましょう!
最後にもう一度繰り返します。
部活選びを間違えると『不登校』どころか『命の危険』にさらされることもあります!
それでは今日はこの辺で! また明日♪