塾に通っても勉強しない子はしない・・。私は塾の先生を始めた凡そ40年前からずっとこのことを悩んでいました。
悩んで悩んで・・。
せっかく塾に通ってきてくれたのに勉強させられないのでした。授業中も私の講義を『聞いている振り』だけ。頭の中には何も入っていない。
小テストをしようにも、そもそも何も分かっていない。それでもお母様は毎月きちんと月謝を納めてくださるんです。
なんかもう『自分が悪いこと』をしているような気持ちになってしまいましてね。
そして月日は流れ『独立開業してKOSHIN学院を設立』したんですけどね。
しかーし!
やはり『救ってあげられない子達』が毎年のように出てしまいました。
可哀想にみんな『自分が勉強出来ないことを隠そう』とばかりして、なかなか効果を出してあげられませんでした。
※今でも100%効果が出る子ばかりではありません。申し訳ないことです。
そこで考えたのが集団個別指導!
KOSHIN学院の生徒に足りないものはなんだろう? 塾を開業して数年はこのことばかり考えていたような気がします。
ある程度以上の学力のある子には『学校のような集団授業』も効果があったのですが、勉強が苦手な子達はなかなかどうにも・・。
宿題を増やしてみたこともありますが、友達に答えを写させてもらってくる子や、学校の授業中に塾の宿題をやってる子がいる始末。あの頃は『塾の仕事を続けていく自信』を失いかけていました。
でもやっぱり自宅で勉強してもらわないとどうにも・・。
週2回の授業で5教科全てできるようにさせるのは無理があると思うようになりました。
そこで『毎日通っても月謝が増えない塾にしよう!』と思い立ったのです。
しかーし!
そのためには『学年の枠』が邪魔でした。そこで学年の枠関係なく通える『集団個別指導』という方法を考えついたのでした。
おかげで以前に比べて『勉強が分からなくて途中で退塾してしまう生徒』は激減しました。
儲からなくはなってしまいましたが、生徒の皆さんによりお役に立てるようになったと思うのです。
しかーし! 集団個別指導は万能ではなかった。
私は今ひとつの壁に当たっています。
どんな教え方をしようが何をしようが『やらない子はやらない!』のです。
これだけならなんとかなるんですけどね。
『親がそこまで勉強出来るようにさせようと思ってない』ケースが散見されるのです。
勉強なんて子どもにしてみれば『やりたくないもの』の筆頭です。それを『親がやらせなくて良い』と思っていたんじゃ、子どもがやるわけがありません。
集団個別指導だろうがなんだろうが『親を指導する』のは難しいのです。きっとこれは私にとって永遠のテーマになることでしょう。
それでは今日はこの辺で。また明日♪