偏見だと言われるかも知れませんが、成績の良くないせいとほど
「分かったかい?」と聞くと・・・
「はいっ!」って答えるんです。
ある程度以上の点数を取れる子に「分かったかい?」と聞くと、「う~ん、イマイチ・・・」と返ってきます。
理由はいろいろあります。
- 分からないということを悟られたくない
- 分からないのはいけないことだと思っている
- 分からないと叱られると思っている
おそらくこの辺りが答えだと思います。
分からないのは悪いことなんかじゃない!
私は勉強が分からないという理由では絶対に生徒を叱りません。ただ分からないからとボーッとしてたら注意はしますけど。
だって勉強が分からないから塾に来てるんですから。
問題なのは『分からなかった後』どうするかなんです。
よく叱られる子は
- 分かってないのにとりあえずなんか答え書いて持ってくる
- ちゃんと分かろうともせず、とりあえずなんか書いてくる
こんなことをしていたのでは絶対にできるようになんかなりません。ですからこういう子は注意します。でもこういう子は少数なんですけどね。でもいるんです。
そこそこできる子は
- この問題はここまで分かるんですけど、どうしてもこの部分が分かりません。
- そもそも問題の意味が分からないので教えてください
「これは分かるけど、ここが分からない」とはっきり言えるんです。
どうしてそんな風に言えるのか?
どうしてそんな風に言えるのかというと、非常に単純です。それは・・
まず自分の頭でしっかり考えているから!
自分でちゃんと考えているから『これは分かるけど、それは分からない』とはっきり言えるのです。
ところがギッチョンチョン
自分で考えるのが面倒な子は、すぐに何も考えずに『分かりません!』とくるんです。
こういう生徒には
- 例題はちゃんと解いたのか?
- 辞書で単語に意味は調べたのか?
などと質問すると「はいっ!」って言います。
「じゃ、これってどういうことだ?」と突っ込むと決まって黙り込みます。
おそらく「ちゃんと分かる」というのがどういうことなのかが分かっていないのではないかと。
こういう子をなんとかするのは大変です。もちろん生徒本人にも苦しんでもらわなければ治りません。
しかーし!
もっとダメな子は「先生は僕にだけ厳しい。何も教えてくれない!」と言い出すのです。
もっとダメなのは子どもの言葉を鵜呑みにしてしまう親・・・。
こんな時には『自分のチカラの無さ』を痛感します。
それでは今日はこの辺で! また明日♪