先日とある学習塾の塾長先生から、「KOSHIN学院では宿題をやって来ない生徒にはどう対処してますか?」という質問をいただきました。
これ『塾によって対処が全然違う』と思うのです。
生徒をお客様だと思っている塾では
私の知人でかつて学習塾を経営されてた方がいます。彼は『生徒はお客様ですから一切叱りません!』と言っていました。
確かに『生徒をお金を持ってきてくれる人』と思っていれば、『いかにお客様に気持ち良く帰って戴くか』を考えれば良いわけです。
これはあくまで『その塾の方針』ですから、私がとやかく言うことではありません。確かに生徒はお客様でお金を持ってきてくれる人ですから。
しかーし!
私はそんなの絶対イヤですけどね。
生徒に厳しく宿題をやらせる塾
実は「大昔の私」はこのタイプでした。当時は週に2回しか授業がありませんでした。
はっきり言っちゃおうかな?
週に2回だけ授業を受けただけで成績がドンドンあがる子なんて、ほんの一部ですよ。ですから『塾に来ない日』にいかに宿題をやらせるかはかなり重要なことになります。
しかーし!
『生徒の側』から考えてみましょうか。
朝から夕方まで学校で授業を受けて、放課後は部活で目いっぱい疲れて、そして夜は塾へ。これって『塾に来るだけでも』すごいことだと思います。
その上『大量の宿題』なんか出されたって、それっていつやれば良いのでしょうか。
昔は保護者の方から
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] 先生!うちの子家で全然勉強しないので宿題をたくさん出してください![/speech_bubble]
と言われました。
そこで言われたとおりに宿題を増やしました。すると・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] 塾の宿題が多くてやり切れないので塾を辞めます![/speech_bubble]
と連絡が入りました。私からしたら『ハッキリ言ってふざけんな!』だったんですけどね。
※もちろんふざけるなとは言いませんでしたけど・・
宿題は何のために出すのか?
『家で宿題をやる』と言っても、現実問題そんなに毎日キッチリ宿題をできるものではありません。
しかーし!
『宿題をやらなければ成績はあがらない!』のです・・。
そこで私は『毎日通っても月謝が増えない定額制の塾』にKOSHIN学院を変えてしまいました。
そもそもKOSHIN学院には『家ではなかなか勉強出来ない』という子達が集まってきてくれています。
だったら『塾で先生と一緒にやりましょう!』というスタイルに変えました。この雰囲気がしっかりできてくると、『新しく入った生徒』も一生懸命頑張ってくれます。
毎日塾に来るのですから、そんなに大量の宿題を出す必要もなくなりました。
それでも少しだけ宿題は出します!
毎日塾に来るのですからそんなに大量の宿題を要求する必要はなくなりました。
しかーし!
私は『少しだけ』宿題を出します。
それは『自宅で勉強する習慣を身につけて欲しいから』です。
中学校の勉強は毎日塾で勉強しても終わらないほど『すごい量』です。ですから『自宅でもやらなければ』試験はできません。
しかーし!
全く自宅で勉強するない生徒の場合、試験前だからと言って急に自宅で勉強出来るかと言われたできません。
少しでもやる習慣がある子なら、すんなり自宅での試験勉強に入っていかれます。
ですから私は『ほんの少し』宿題を出しています。
え? 宿題をやらない子はどうするかですって? 何度注意してもやらない場合は退塾してもらいます。
うちは『一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する学習塾』ですから。
うちの『ほんの少し』って、2~3分あれば充分終わる量ですもん。それもやらないのならお金払ってまで塾に行く意味がないですもんね。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
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