KOSHIN学院にも『なかなか集中できない生徒さん』が来ることがあります・・というよりほぼ毎年誰か1人はいます。
集中できない理由は大きく分けて2つに分かれます。
- 生まれつき先天的に集中できない子
- 勉強が分からないから集中出来ない子
生まれつき先天的に集中出来ない子の対処法
まず『自分は集中するのが苦手だ』と自覚してもらいます。実は私も小中学生の頃はいつも『集中力がない』『落ち着きがない』と通信簿に書かれていました。
物音がしたりするとそれが気になってしまいます。それで集中が切れてしまうのです。
こういう子は『叱る』だけでは集中できません。そうではなく『インターバルを短くしてあげる』ことが有効です。
計算問題でも『何問もまとめて丸付け』に来るのではなく『一問ずつ細かく丸付け』に来てもらいます。できれば教師がそばにいて一問ずつやるペースを作ってあげられると良いです。
このようにすると結果的にかなりの量の勉強をすることができるケースが多いのです。KOSHIN学院では『この方法』を使うことが多いです。
勉強が分からないから集中できない子
実はこのパターンも私にそのまま当てはまりました。だから小中学生の頃はいつも学校で叱られていました。
こういう子も『叱る』だけでは何も解決しません。
このケースでも『一問ずつ細かく丸付けに来る』ことを繰り返します。
そして『おおできた!』『すごいじゃん!』と誉めてあげます。誰だって褒められれば嬉しいですもんね。こうして徐々に自信をつけさせてあげます。
なぁ~んだ、そんなの当たり前じゃん
ここまで読んで『そんなの当たり前じゃん』と思った方・・・
あのね!
勉強出来るようになると言うことはまず
当たり前のことを確実にやること!
これが一番大切なのです。当たり前のことができないから成績も良くならないのです。そして分からないからとボーッとしたりするのです。
こうして『文章』にすると簡単なことに思われるかもしれませんが、実際にこれを生徒の皆さんに徹底させてあげるのは本当に大変なんですから。場合によっては『何年もかかる』こともあります。
- まずは細かく分けて問題を解いてもらう。
- 一問ずつ細かく丸付けをしてあげる。
- できたらその場で褒める。
- できなかったらすぐその場でやり直す。
- それでできたらまた褒める。
これは『勉強が苦手な子』『集中力が持続しない子』を指導するときの『基本中の基本』です。
間違っても生徒の『サボるペース』に巻き込まれてはいけません。だいたいこういう生徒は『先生の顔色を見てる』ことが多いですから。
それでは今日はこの辺で! また明日♪