とても精神状態が不安定な中2の男の子がいました。
塾でも学校でも元気がなく、家に閉じこもりがちな生徒でした。そんな感じですから成績も全然あがりませんでした。
その生徒のお母さんとは何度か面談しましたが、『これ！』という打開策もなかなか見つかりませんでした。
しばらくして彼に大きな変化が！
彼が入塾してくれてから1年くらい経ったころです。彼の表情がすごく明るくなったのです。それまでは塾も休みがちだったですが、元気に通ってくるようになりました。
いったいどうしたんだろう？
と思ったので、お母様と面談をして聞いてみました・・・すると。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] 実はもう大きな子なのにおかしいんですが、あまりに可哀想になってぐっと抱きしめてあげたんです。10分くらいしたら私も驚くほど息子に明るさが戻ってきたんです。[/speech_bubble]
私はその言葉を聞いて、『うわぁ！ 母親ってすごいなぁ！』と思いました。
お名前は伏せましたが、塾の近くの幼稚園の園長先生にこの話をしたら、『幼稚園の園児には良くあることだけど、中学生でもそうなんですね～！』と驚いておられました。
他のお母さんにも話してみました。
ある日今度は別の中3男子のお母さんから似たような悩みを打ちあけられました。そこで・・・
『こんなお母さんがいたんですよ♪』という話をしてみました。
するとそのお母さんは恥ずかしがったり、照れたりすることなく（多分ここがポイント）そっと息子を抱きしめてあげたそうです。
数日してその中３生も元気に塾に来るようになりました
もちろん『こうすれば絶対！』ではありません。
でも『子どもにとってお母さん』って特別な存在です。６０を過ぎた私でも母は特別ですから。
そんなことがあったことをふと思いだしました。
それでは今日はこの辺で！ また明日♪
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