うちの子、算数の文章題が解けないんですけどとおっしゃるお母様は多いのです。
今日は本当に基礎的な問題は出来るという前提で書いてみます。
そもそも算数の文章題が解けていない生徒は・・・
問題が頭に入っていない!
ことが多いのです。
私の新人時代の失敗
まだ塾の先生になったばかりの頃のことです。
勤めていた塾の『研修』で、他の先生の前で『模擬授業』をさせられました。
中3の理科の難しい問題を解説するという設定だったんですけどね・・・
私、黒板の前でフリーズしてしまったのです。途中から何が何だか分からなくなってうろたえてしまいました。
その時に研修担当の方に言われた言葉が忘れられません。
そもそも問題が頭に入っていませんね!
とピシャリ💦
しかーし!
『問題が頭に入る』ってどういうことだろう? と悩みました。
そこで先輩先生の模擬授業を見ていた時に、私との違いに気が付きました。
その先輩は、もう問題を見なくても・・
これはこういうことで、こうなってああなるから、こうなんです!
とスラスラ出てきました。
問題文を読みながら模擬授業をしていた私とは大違いでした。
問題が頭に入っていないから!
これはどういう問題で、何を聞かれているのか?
そもそも、それが分かっていないのに・・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”生徒”] これって「たす」のかなぁ?「ひく」のかなぁ?[/speech_bubble]
と悩んでいるんです。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”生徒”] 塾長! これって「たす」んですか?[/speech_bubble]
なんて聞いてきます。
こんな時には『全然問題が頭に入ってないよね』と言います。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] それを説明出来るようにするのが勉強だよね![/speech_bubble]
と、とにかく文章をよく読んで、それを図や表にあらわしてみて・・・
- この問題では何を聞かれているのか?
- それを求めるには、まずどこから求めたら良いのか?
- そのためにはどういう計算をすれば良いのか?
実際に計算をするのは、ここまでが分かってからです!
ここまでが分かってないのに、ひたすら計算をしていて『分からない』と嘆いているんです。
これも立派な勉強の仕方のひとつなんです!
私はこのブログで何度も何度も・・
勉強の仕方が大切だ!
と訴えてきました。
問題がちゃんと頭に入っているか? この問題では何を問われているのか?
これをしっかり把握するのも、大事な勉強法です!
た・だ・ね!
こんなに大事なことを、学校や大手塾ではほとんど教えてくれない(教えている時間がない)のです。
この状態で大手塾に通っても効果は・・・期待薄だってお分かりいただけますよね?
こういう生徒さんは是非KOSHIN学院にいらして欲しいと思います。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】