皆さんは『小笠原諸島』をご存知でしょうか? 名前は聞いたことあるという方が多いのではないでしょうか。先日中学3年生の社会科で、こんな問題が出てきました。生徒が分からないので教えてくださいと言ってきた問題です。
問:次の( )に当てはまる語を書き入れなさい。
1968年 アメリカから( ) が返還される。
正解は、『小笠原諸島』なのですが・・・・生徒は正解を書いて終わろうとしたのですが、私から『待った!』がかかりました。
【動画】『ただ答えを覚えるのではなくて』小笠原諸島を例にとって!
そもそも小笠原諸島ってどこにあるの?
生徒が正解を書いて終わろうとした時に、私は・・・
小笠原諸島ってどこにあるか知ってますか?
と質問すると、生徒は答えられませんでした。そこで地図帳を渡してすぐに場所を確認してもらいました。
答えを書いて終わりでは勉強にならない!
答えを書いて終わりでは勉強とは言いません。例えば小笠原諸島にはどんな島があるのだろう? とか
どんな作物が採れるのだろうか?
※参照:小笠原の農水産物(東京都小笠原支庁)
どんな魚が捕れるのか?
小笠原の歴史はどうなってるのだろうか?
1830年6月26日文政13年5月10日 ナサニエル・セイヴァリー(Nathaniel Savory)ら白人5人と太平洋諸島出身者25人がハワイ王国オアフ島から父島の奥村に入植する |
1876年明治9年3月 小笠原島の日本統治を各国に通告(日本の領有が確定)。内務省の管轄となる。日本人37名が父島に定住。内務省出張所設置。 |
1880年明治13年10月8日 東京府の管轄となる。同10月28日 – 父島に、東京府小笠原出張所を設置。 |
1945年昭和20年2月19日~3月26日 硫黄島の戦いが行われ、日本兵18,375名と米兵6,821名が戦死する。 |
1952年昭和27年4月28日 サンフランシスコ講和条約の発効により、小笠原諸島がアメリカの施政権下に置かれる。また、小笠原支庁及び上記5村が廃止され、役場の一般事務は東京都総務局行政部地方課分室で行われる。 |
1967年昭和42年11月16日 南方諸島及びその他の諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定(米国との小笠原返還協定)により、小笠原諸島の日本への返還が決まる。 |
試験には出ないから勉強しないでは勉強にならない!
さすがにここまで『覚えなさい』という必要はありません。しかーし! こういう『教科書に載ってないこと』まで勉強するのってすごく楽しいんです。
今の時代なら単なるホームページだけでなく、YouTubeでも小笠原諸島の紹介をしている動画がたくさんあります。私もずっと小笠原諸島へは行ってみたかったのですが、行くには船が週Ⅰ往復しているだけ。荒天で決行となればしばらく帰って来られません。さすがにそんなに塾を休む訳にもいきません💦
でもこうして『どうしてだろう? なんでだろう? どんなところだろう?』などと掘り下げていくと、知識が深くなり試験でも忘れにくくなります。なにより『へぇ~! そうなんだ!』という喜びがありますね!
ただ答えを書いて終わりでは勉強とは言わない!
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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