卒啄同時(そったくどうじ)という言葉があります。これは・・・
「啐(そつ)」とは、卵の中の雛が「もうすぐ生まれるよ」と内側から殻をつつく音。
「啄(たく)」とは、そんな卵の変化に気づいた親鳥が、「ここから出てきなさい」と外側から殻をつつく音。
殻を破る者と、それを導く者。そんな両者の「啐」と「啄」が、少しもずれることなくピタリと同時に行われるというのが師弟の理想である。
【禅語】 啐啄同時 - 導く者と成長する者の間に生まれる、絶妙の機を逃さない – – 禅の視点 - life – (zen-essay.com)
【動画】塾の授業は卒啄同時(そったうどうじ)
これを『教育』にあてはめると
子どもがまだやる気が育ってないうちに、厳しく勉強させれば子どもは潰れてしまいます。逆に勉強したいんだよと言っているときに勉強させないと、子どもの能力を潰してしまうことになります。
全くやる気のない生徒に、いくら問題を解かせても意味がありません。でも勉強したいんだという時に『適切に勉強の仕方を教えないと』子どもの能力は伸びません。
そのタイミングがムズカシー!
実は私も若い頃何度も失敗しました。とにかくガンガン勉強させて学年TOPクラスを自分の生徒で選挙してしまおうと意気込みすぎて、耐えきれなくなった生徒が次々に退塾してしまうという大失敗をしたこともありました。
反対に気合いが入らずダラダラしている生徒を叱ってあげなかったせいで、生徒が退塾してしまったこともありますした。
適切なタイミングで適切な教育を!
こう口で言うのは簡単ですが、これは『生徒の表情』をよ~く見てあげていないと失敗します。とても難しいことですが、だから上手くいくとすごく楽しいのです。もしかしたら私の仕事は『勉強を教えること』だけではなくて、『生徒の表情をつぶさに観察する』ことなのかも知れません。
ただ生徒は毎年入れ替わります。卒業してしまいますから。だから『これで良い!』『完成した!』ということがないんですね。
生徒の気持ちの変化を見逃さない!
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】
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