最近の間違った風潮として、これからは『思考力を問う問題が主流になるので暗記型の勉強は意味がない』というのがあります。実際にそう唱えている方もいらっしゃるのですが・・・この考え方は大変危険です! 今日はこのことについてブログを書いてみます。
【動画】確かに暗記しただけではダメなのですが・・
故・田中角栄元総理大臣の言葉
田中角栄氏は、私が中学生の頃の内閣総理大臣です。当時は国交がなかった中華人民共和国に乗り込んで日中平和友好条約を締結してきた方です。世間では彼のことをコンピューター付きブルドーザーなどと言う人もいました。田中眞紀子さんのお父様です。他にも関越自動車道や関越新幹線などの開通に尽力された方でもいらっしゃいます。
田中角栄氏は二田尋常高等小学校(現:柏崎市立二田小学校)卒業後、田中は土木工事の現場で働くが一ヶ月で辞め、その後、柏崎の県土木派遣所に勤めたところからのスタートです。つまり学歴は『小卒』ながら、抜群の知力を持って内閣総理大臣にまでなった方です。その田中角栄氏に言葉に・・・
暗記教育は古く、くだらないという人があるが、
暗記は教育のなかで一番大切なことのひとつだと
私は信じている。
というのがあります。私が中学生の頃はスマホやパソコンはありませんでしたが、既にコンピューターは様々な分野で使われていました。ですから角栄氏だって暗記だけではダメだということくらいは心得ていたはずです。それでも・・
暗記は教育のなかで一番大切なことのひとつだ
と仰っておられます。
覚えていないものは使えない!
私も『暗記は教育の中で一番大切なことのひとつ』だと思っています。最近では『思考力を問う問題』が主流なのは私も心得ています。ですが、思考力とはなんでしょうか?
思考力とは、情報や事実を分析し、評価し、新たなアイデアや結論を導き出す能力のことです。
つまり覚えている知識を組み合わせて、新しい考えを組み立てていく力です。
その組み立てる材料を持たないことには、思考力も何もないのです。
だからまず暗記が必要なのです。確かに暗記しただけではダメですが、暗記していないことには始まらないのです。
ちなみに田中角栄氏は『一度会った人の名前は絶対に覚えていた』と言われています。私は田中角栄氏にお会いしたことはありませんが、少しでも会っていたら、次回会った時に『やあ! 瀬下君!』なんて言われたならば、。一発で田中角栄氏のファンになっていたと思います。この『暗記力』が彼を内閣総理大臣にまで押し上げたのかも知れません。
注:私は特定の政治団体・政党を支持することはありません。あくまで田中角栄氏の素晴らしさが好きなだけです。
確かに暗記しただけではダメですが・・・
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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